〜新卒採用活動・教育育成と「リスク」の相関性について 前編〜 TLBライフ株式会社
「仕事が人を輝かせるのではなく、人が仕事を輝かせる」
こんにちは!TLBライフ株式会社の境です。
かなり前の記事で予告させていただいたのですが、本日は「リスク」についてのお話し。
「リスク」とはそもそも何なのでしょうか?
今回はこのようなお話です。
「リスク」とは?
「リスクとは何ですか?」
この質問に対し、皆さまはどのようにお答えになられますでしょうか?
ここをまず的確に押さえることが、私たち人間・企業人にとってはもちろん、新入社員、就職活動を控えるまたは就職活動中の学生の方々にとっては非常に重要となります。
「リスク」とは、ただひとこと。
「起こってほしくないこと」
誰に「起こってほしくない」か…。
対象となるのは、自分や家族をはじめ、企業や団体など、同じ組織や団体等のコミュニティに属する一部関係性が深い方々になるのではないでしょうか。
「リスク管理」とは、下記①〜④のこと。
①「リスク」をまずは認識し、
② 回避の「可能・不可能」を見極め、
③ 「回避可能なリスク」→具体的予防策を講じ、
(③'「回避不可能なリスク」→過度に心配し過ぎず、)
④「最小限化」や「回避」に繋げていく…
どうしたって起こる可能性のある、その起こってほしくない「リスク」を回避したい、最小限にとどめたいがゆえ、日常さまざまな形で私たちは「予防策」を講じているはずです。
また、「リスク」には「回避」できるものとそうでないものが存在します。
たとえば、大変痛ましい話ではありますが、テロなどの無差別殺傷事件はなかなか回避できません。
こうした痛ましい事件が発生すると、数ヶ月先に予定していた海外旅行をキャンセルする方もいるそうですが、これは人生を楽しむうえではあまり好ましくない選択だそうです。
下記は2016年のデータ。
🔖テロによる犠牲者数は25,722名。
※件数は11,150件。
🔖交通事故での死者数は130万名強。
※件数不明も下記国内状況から推計すると1.7億件超?
※24秒に1名、1時間に150名、1日3,600名の割合。
※国内事故発生件数は472,165件。死者数3,694名。
つまり、テロの「リスク」よりも、交通事故による「死亡リスク」のほうが圧倒的に高いということ。
各々の判断が正しいか誤っているかどうかは別にして、運転者・歩行者・自転車という立場で路上に出るほうがよほど「死亡リスク」が高いのが統計上の事実なのです。
海外旅行をキャンセルする反面で、日常の生活においては速度超過や脇見運転や信号無視、スマホ📱を見ながら歩行をしているほうが、「死亡リスク」が圧倒的に高まるということは常に念頭に置かねばなりません。
これが「リスク管理」だそうです。
ちなみにですが、60歳までの罹患率や、各種研究結果による因果関係、総死亡者数から弾き出された統計上の事実が証明する最大の「リスク予防策」は「禁煙🚭」。
換言すれば、「最大の死亡リスク」は「喫煙🚬」だそうです…。
話がそれましたが、では「リスク」にはどのようなものがあるのでしょうか。
それぞれの立場ごとに考えていきましょう。
ひとりの人間としての「リスク」
それぞれの地位や立場にかかわらず、ひとりの人間として抱える「リスク」。
代表的なものは以下のようなものでしょうか。
⚠️死亡(病死・事故死・突然死)
⚠️病気(ガン・心疾患・脳疾患・カゼetc)
⚠️ケガ(転落・転倒・衝突etc)
⚠️犯罪被害(無差別殺傷・殺人・盗難・暴行etc)
⚠️事故(交通・鉄道・航空)
⚠️災害被害(火災、天災=地震・台風・豪雨 etc)
⚠️過失(致死・致傷)
これらはすべて、できれば自分や関係者には「起こってほしくないこと」に該当するはずです。
つまり、関係性のない人に対して起こるかもしれないことは「リスク」にはならないということです。
経営者・従業員としての「リスク」
経営者と従業員は立場も役割も違いますが、同じ企業に属する者同士として、共通して抱える「リスク」にはどのようなものがあるでしょうか。
一部ですが、以下のようなことが挙げられるのではないでしょうか。
⚠️倒産
⚠️業績下降
⚠️株価下落・時価総額減少
⚠️身売り・買収・吸収合併etc
⚠️行政処分(業法等の関係法令や条例違反)
⚠️従業員の不祥事(法令違反・懲戒案件)
⚠️食中毒
⚠️災害被害(火災・天災etc)
⚠️犯罪被害(放火・器物損壊・盗難 etc)
⚠️各種ハラスメント事案
⚠️情報漏えい(個人情報・企業機密etc)
⚠️従業員の退職・死亡
⚠️内定辞退・選考辞退
「リスク」とコンサルティングサービスとの相関性
特に上記下線部のような事象に対する「予防策」の一環として、私たちTLBライフ株式会社がご提供するサービスのひとつである「研修」をご利用なさる企業様もいらっしゃいます。
①「リスク」をまずは認識し、
② 回避の「可不可」を見極め、
③ 対「回避可リスク」→具体的予防策を講じ、
(③'対「回避不可リスク」→過度に心配し過ぎず、)
④「最小限」「回避」に繋げていく…
新入社員の方々が、入社からしばらくの間、抱える「リスク」、就職活動を行う学生の方々が抱える「リスク」とは何なのか。
企業が考える「リスク」と、新入社員・就活生が考える「リスク」に齟齬があるようですと、結果として、費用や時間をかけて講じたはずの「予防策」や「軽減策」はうまくいきません。
「リスク」の何たるかをしっかりと把握することが、教育体系の構築や「予防・軽減策」の一環としての「研修」の設計には不可欠であることがご実感いただけるのではないでしょうか。
では、企業が学生の方々をまずは採用し、育成・戦力化・定着化を実現するうえで押さえておくことが必須となる、就活生や新入社員の方々が抱える「リスク」とは何なのでしょうか。
「一次選考→二次選考」
「内定出し→内定承諾」
「人事から配属部署へ」
これは、採用活動における「各フェイズ」での歩留まり向上や、「研修」をはじめとした内定者に対するフォロー施策、そして新入社員研修や配属拠点での受入方法などの入社後のフォロー施策を設計・実行するうえでは、非常に重要な要素となります。
就活生や内定者・新入社員が抱える「リスク」とは何なのでしょうか。
こちらは次回以降の記事で考察していきたいと思います。
TLBライフ株式会社の境でした。
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