「愛社精神」について【後編】
「仕事が人を輝かせるのではなく、人が仕事を輝かせる」
こんにちは!TLBライフ株式会社の境です。
「愛社精神」をいかにもつか
私たち従業員が、社会人人生の大半を占める会社での時間をいかに意欲高く前向きに過ごすか…。
それは、「愛社精神」をもてるかどうかにかかっているといっても過言ではありません。
では、どうすれば「愛社精神」をもてるのでしょうか。
まずは、普遍の原理原則ともいえる下記事項を理解しておくことが必須と考えます。
⒈単に「良い企業」「悪い企業」かという分類はできない
日本国内に約390万社ある企業。
これらを単に「良い企業」「悪い企業」のふたつに分類できるのかということです。
不祥事や不正などに手を染める企業などは、世間的に見れば「悪い企業」となりますが、なかにはその企業を「(自分にとっては)良い企業」と捉える方もいらっしゃるのが実際なのではないでしょうか。
また、その逆もしかり。
業績もよく社会貢献度の高い、世間的に見れば「良い企業」とされている企業においても、「自分にとっては…」という方も多少なりとも存在するはずであると思います。
そうなると、必要となるのは前回の記事でもお伝えしました通り、自分がお世話になっている企業の「経営理念」や「大切にしている考え方」、「社風・企業文化」や「共に働く方々の個性」に対して歩み寄ろうとすることとなります。
会社そのものが「良い企業」か「悪い企業」かはさておき、私たちが「まずは歩み寄ろうとしているのか」。
ここは、自分次第となります。
では、何をもって「歩み寄ろうとしている」ことになるのでしょうか。
⒉会社に対して「歩み寄ろうとする」こととは?
私たちが、自身の意思と責任においてお世話になると決めた会社。
そこで過ごす時間は日常イコール人生においては半分以上のウェイトを占めるという方が大半だと思います。
その会社が、自分にとって「良い会社」「悪い会社」、「合う会社」「合わない会社」であったとしても、100%良い・悪い、合う・合わないといったケースはあり得ないと思います。
つまり、私たちに求められるのは以下の二点。
- 会社の良いところに目を向けること
- 会社に合わせようとすること
もっといえば、
- 「会社を好きになろうとする努力」
- 「会社に合わせようとする努力」
- 「会社の良いところを見ようとする努力」
なのだということです。
Q)「会社は好きですか?」
過去、さまざまな方と研修を通じて接点を持たせていただくなかで、このようなやり取りが実際にあったのですが、どちらかというと「嫌い」寄りの視座を持つ方が多くいらっしゃいました。
※こう答えた方は後にも先にも1名😓、首をかしげる方が多いのが実際でした。
「大っっ嫌い」
そうまでなるには、さまざまなことがあったでしょうから、それが間違っているかの判断も、それを咎めることも私にはできませんし、私がするべきことではありません。
会社としてのサービスレベルや業務効率、ご本人の人生にとって多くを占める時間…。
こんな面持ちで日常の業務に就かれていては、お客さまも含めればまさに「三方」にとっての「悲劇」。
「なるほど…。でも良いところもありませんか😄」
「…。…。それはありますけど😑」
ただひとつ、この方に足りなかったのは資質でも能力でもなく「会社の良いところ」に対する視座だったのではないでしょうか。
会社の方針や経営判断に対して異を唱えたところで、会社にとってはしょせん「数百分の1」「数十分の1」である、私という個人に合わせてくれるはずがありません。
というか、合わせられるはずもありません。
「嫌い」という理由で会社を辞め、新天地に入ったとしても、「良いところ」を見ようとする視座をもてないかぎり、同様の結末となるのは必然なのです。
⒊企業の原理原則を理解する
私たちが正しい意味での「愛社精神」を持つためには、タイトルの通り「企業の原理原則」を確実に押さえておく必要があります。
「企業の原理原則」とは、主に以下のようなことだと考えます。
①経営判断はひとつ
=経営者とは判断基準が違う
=従業員の判断基準は人数分
②会社は全員の要望には応えられない
=応えたとしても満足度はそれぞれ。
=自分の要望通りにいくことは非常にまである。
③会社は会社の都合で動く
=転勤や配転など。
=会社は個人の都合は後回しにする。
①経営者は経営者。
②会社は会社。
③会社の良き部分を見出そうとできる自分。
④会社の悪しき部分しか見出せない自分。
⑤会社を好きになれる自分。
⑥会社を嫌いにしかなれない自分。
そこには、以上の六点があるだけにしかすぎないのではないでしょうか。
脱線しますが、「仕事」も同じです。
「営業」「企画」「清掃」「運転」など、さまざまな「仕事」が存在しますが、何をするにしても、
①楽しいと思える自分
②つまらないとしか思えない自分
がいるだけなのではないでしょうか。
同じ会社にいても、同じ仕事に就いても、良き部分や楽しみを見出せるかどうかはすべて自分次第なのです。
もし、そこまで試みても
どうしても見出せない。
悪いところ9割以上。
このような状態であれば、誰にとってもいいことはありませんから、残念ながら退職して新天地に…。という道が「ベストに近いベター」ということになります。
モチベーションの大半が「お金」と「生活」。
これらに起因する「我慢」と「ぶら下がり」。
これが最も良くありません。
⒋「愛社精神」。間違ってはならないこと。
「社畜」などという言葉も一般化しましたが、「愛社精神」を持つということは、決してこのようなことではありません。
間違ってもこのように解釈してはなりません。
たとえそれがご自身の判断基準であったとしても、どうしても理解・納得できないことは相談するべきですし、法的におかしいことや筋が通っていないことに対しては然るべき主張をするべきです。
明らかに法的に…という場合は難しいですが、相談する際も言い方さえ気をつければよいだけだと思います。
礼儀を失した言動
感情的な言動
これでは、建設的な議論や人間関係性の維持・良化、眼前の問題解決や主張が受け入れられることなどなど、その先の発展的な展開は期待できません。
先日お伺いした企業さまは、教育コンサルティングを検討するうえでの「最大の課題」を、このようにおっしゃっていました。
能力開発よりも先だそうです。
「愛社精神(帰属意識)」の欠如による「三方にとっての悲劇」は回避したいもの。
まさにおっしゃる通りですので、なんとかお手伝いをさせていただくまでこぎつけたい!と思っております。
以上、従業員のパフォーマンスの最大化の根幹のひとつである「愛社精神(帰属意識)」について2回に分けてお伝えして参りましたが、いかがでしたでしょうか。
皆さまにおいても、会社やそこに存在する人たちの悪いところばかりに目が向き、良いところに対する視座が…、ということはありませんでしょうか。
以前の記事でお伝えした通り、会社は「理不尽」なものであるがゆえ、不平や不満は必然です。
なんとかできる・なんとかできそうなこともありますが、なんともならないことのほうが圧倒的に多いのが実際…。
では、どうするか。
そんな「負の感情」に支配されそうになったときは、ぜひ御社の良いところについて思いを巡らせてみることをお勧めいたします。
皆さまや周囲の方々はいかがでしょうか。
好き4割 嫌い6割が最低ライン?
いろいろとあるのが人生であり仕事ですが、本日も頑張ってまいりましょう!
「企業が人を輝かせるのではなく、人が企業を輝かせる」
TLBライフ株式会社の境でした。
TLBライフ株式会社では、今後の企業の発展・存続に不可欠な人材の「採用・育成・定着・戦力化」を図るうえで「お困りごと」を抱えていらっしゃる中堅・中小企業様のご支援を行っております。ご興味のある企業様がありましたら、ぜひお問い合わせいただけましたらと存じます!
【おすすめ記事はこちら!】
【お問い合わせはこちらまで!】
http://tlb.co.jp/contactus.php
【今日のありがとう】
日々、スター⭐️やブックマーク🔖、コメント✍️などをいただける読者の皆さまに大感謝です。ありがとうございますm(_ _)m
☆★ツイッターやってます(^^♪★☆
https://twitter.com/TLB_life_sakai
フォロー・リプライお願いいたします!
☆★中堅中小企業様向け就職情報サイトChushon(チューション)(^^)/★☆
ぜひご活用ください!